Technical

熱処理加工

  • 設備名

  • 加工範囲(目安)

    長尺長さ5,000mm 最大径φ1,000

  • 特徴

    調質、焼入れ、焼準、焼鈍に対応

熱処理は、金属材料の強度・硬さ・靭性・内部応力・組織を制御し、最適な機械特性を得るための重要工程です。
立野機工では、以下の熱処理に対応しています。

  • 調質(焼入れ+焼戻し):強度と靭性のバランス最適化
  • 焼入れ(表面硬化・全体硬化):高硬度化・耐摩耗性向上
  • 焼準(正規化):組織改善・均質化・加工性の改善
  • 焼鈍:内部応力緩和・延性向上・割れ防止

協力会社との連携により熱処理を実施し、その後の機械加工(旋盤・マシニング・平面加工)を立野機工で仕上げできるため、熱処理前後の寸法管理・歪み補正も含めた一貫対応が可能です。

立野機工の強み

熱処理前後の “寸法管理・精度補正” が可能

熱処理では反り・収縮・硬度変化が発生します。調質層の深さを意識し、状況により荒加工をしてから熱処理を行います。
立野機工は「熱処理 → 仕上げ加工」をセットで管理できるため、熱処理後の芯のズレ・歪み量・ベアリング部の精度・端面の平面度を再加工で調整し、寸法公差を確実に満たせる点が大きな強みです。

SC材・SK材・ステンレスなど幅広い材質に対応

  • S45C / S50C → 調質・焼入れ
  • SCM435 / SCM440 → 調質(強度+靭性)
  • SKD11 / SKD61 → 全体焼入れ・焼戻し
  • SUS420J2 → 焼入れで硬度付与
  • FC系鋳鉄 → 焼鈍で内部応力除去

材質に応じて適切な熱処理を選定し、その後の切削条件の最適化までセットで検討できます。

熱処理工程の管理・品質確認が確実

協力会社との連携で温度管理・保持時間・冷却方式・指定硬度の確認(HRCなど)を明確に管理します。
必要に応じて、硬度測定値・熱処理証明書などの提出も可能です。

加工におけるポイント

● 熱処理前の形状・仕上げ代の設定

熱処理により寸法が縮む(焼入れ時)、反りが出る、角・端部が変形するといった現象が発生するため、仕上げ代(追加加工を見込んだ余肉)を適切に設定します。

● 熱処理による硬度変化を踏まえた後加工条件

焼入れ後は硬度が上がるため、加工条件(切込み・送り)・工具材質・保持方法を最適化して仕上げ加工を行います。特に高硬度材(HRC50〜60)は工具負荷が大きいため、加工ノウハウが必要です。

● 応力除去・歪み対策

焼鈍・焼準による組織安定化を行い、特に長尺・大径ワークでは後工程の精度確保に直結します。

● 熱処理後の精度補正(旋盤・フライス)

熱処理後の芯ズレや平面の反りを、長尺旋盤・NC旋盤・マシニング・プラノミラーで補正し、最終図面公差に合わせます。

主な加工実績・よくある依頼例

  • S45C/S50C シャフトの調質 → 旋盤仕上げ
  • SCM440 部品の調質 → マシニング加工 → 端面仕上げ
  • SKD11 金型部品の焼入れ → 仕上げ加工
  • ベアリングハウジングの焼鈍 → 寸法補正加工
  • 製缶構造物の焼準(内部応力除去) → 平面加工
  • 耐摩耗部品の焼入れ → 外径研削(協力会社) → 仕上げ加工
  • SUS420J2 部品の焼入れ → 外径仕上げ

加工範囲・対応可能サイズ

■ 熱処理後の仕上げ加工対応サイズ
・長尺ワーク(調質・焼入れ後)
 最大長さ:5,000mm(TE-5000)
 最大径:φ600(切落部 φ1,000)

・大径ワーク(焼入れ後)
 最大径:φ1,000(立型CNC旋盤 V100R)

・中型ブロック材・プレート材(焼鈍後など)
 X1,300 × Y610 × Z560mm(MILLAC 611V)

・大型平面部品(焼準後など)
 X3,500 × Y1,000 × Z800mm(プラノミラー)

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